欅の木が目印の豊島園の神社
今回は練馬区練馬のある練馬白山神社をご紹介いたします。
練馬白山神社は都営地下鉄大江戸線から豊島園駅で降り歩いて10分の所にあります。
大きな欅の木が白山神社の目印です。
この白山神社の御祭神(お祭りしている神様)は黄泉の国から帰って来たイザナミノミコトです。
イザナギとともに日本を創造した神様として知られ、死んだイザナギを黄泉の国にまで探しに行った神話は有名ですね。
天然記念物の白山神社の欅の木
鳥居の入り口には目印となっていた大きな欅の木が立っています。
この地に欅の木が根付いたいきさつは、平安時代1083年(永保3年)に源義家が戦いに勝つために奉納したとされています。
現在白山神社の欅の木は国の天然記念物に指定されています。
約900年もの期間を生き続けるこの欅の木の生命力にあやかってか、アイドルグループの欅坂46も2016年1月に参拝しました。
2本の欅の木のうち、残念ながら1本は枯れてしまったために2016年3月に撤去されてしまいましたが、もう1本の欅の木は約900年前からここで地域の人々を見守っています。
もう少し歩みを進めると
白山神社には神殿横と本殿の階段に立派な狛犬があります。
神殿横は小さな狛犬が、本殿の階段では大きな狛犬が「あ」「うん」の表情を見せています。
神の使い狛犬の「あ」「うん」の呼吸は、見ていると独特な雰囲気を呑み込ませるものがありますね。
白山神社の社務所は普段無人なので御朱印を貰いたいときは注意が必要です。
人が集まる初詣や七五三の時期がいいでしょう。
毎年8月は白山神社のお祭り
そんな白山神社は例年8月と10月にお祭りがあります。
8月のお盆踊りでは、白山神社は装いを変えにぎやかな雰囲気になります。
また、10月の例祭では練馬の町を歩く子供たちの姿が見られ、お神輿が出るので神社がいっそうにぎやかになります。
このお神輿も明治に作られたもののようで、なんとも貴重な代物です。
お祭りの最新情報は白山神社のWebサイトからご確認ください。