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あなたの会社でITシステムの導入が進まない理由

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需要の高まりと歩調の合わないITシステムの導入

2020年から小学校でのプログラミングの必修化が始まることとなり、プログラミングやITシステムへの関心はますます高まっています。

参考:小学校のプログラミング教育の目的と効果、おすすめの準備

しかし、その関心の高まりほど、ITシステムの導入を検討している企業は多くないというのが実情でしょう。
今でも単調で退屈な仕事に追われ、生産性を高められない企業がいる中で、なぜITシステムはなかなか取り入れられないのでしょうか。

一因としては、プログラミング教育の必修化から窺えるように、IT人材の不足が挙げられます。
しかし、それだけではないでしょう。

今回は会社でシステム導入が進まない原因を以下の3点から考えていきます。

ITシステムが導入されない理由

  1. 何ができるかわからない
  2. 業務上の問題点が明らかになっていない
  3. コストが明らかになっていない

理由1:ITシステムで何ができるかわからない

人手不足が叫ばれている今、それでもITシステムの導入が進まない理由の1つが、ITシステムで何ができるかわからないことでしょう

ITシステムなどというと、AIやビッグデータ解析など、最新の技術が世間を賑わせています。
そうした様子を見ると、
「自分たちの会社にはそこまで高度な技術は必要ないだろうな」
「難しいことをしていて、ITには縁がないだろうな」
と考えがちです。

もちろんこれからはAIやビッグデータなどを取りいれた面白く、画期的なシステムが開発されていくでしょうが、もっと身近にある仕事がITシステムのメイン業務といえましょう。
とくにITシステムは単調で、つまらない仕事が大得意です。
例えば、在庫管理システムやスケジュール管理、毎朝8時に前日の売上の計算するなど、様々なツールを作ることができます。

ITシステムで何ができるかをさらに知りたい場合は、Al Sweigart『退屈なことはPythonにやらせよう』(相川愛三訳、オライリージャパン、2017年)をご一読されるのをお勧めします。

ここではPDFのテキスト読み込みや、エクセルの取り込みなど、プログラミングで何ができるのかが記されており、ITシステムでどのようなことができるのかイメージしやすくなるでしょう。

こうしたITシステムのイメージがつかめないことが、ITシステム導入の足かせになっていると言えましょう。

理由2:業務の問題点が明らかになっていない

ITシステムの導入が進まない第2の理由として、業務の問題点が把握されていないことが挙げられます

例えば、飲食店でスタッフのシフト調整を長い時間をかけて行っていたり、残業しながら紙の顧客情報をエクセルに打ち込んでいたりすることはないでしょうか。

シフト調整・顧客情報管理はもちろん大切な業務でありますが、これのみで売上があがるものでなく、時間をかけないに越したことはありません。
そうした業務に長々と時間を使っているのであれば、会社の問題であるといえましょう。

飲食店の例であれば、短時間でミスの少ないシフトを作成するシフト調整システムを開発することができます。
また、顧客情報のエクセル打ち込みについても、ペーパレス化し、顧客情報のデータベースを構築すれば、管理の手間が省けるだけでなく、営業活動の次の一手を考えるうえで、重要なデータを提示してくれるようになります。

お金が稼げる業務でもないのに、スタッフの時間を費やしている。こうした仕事の問題点を発見していなければ、ITシステムを導入するという意識も生まれないでしょう。

理由3:コストが明らかになっていない

最後にコストの問題について考えていきましょう。
このコストの問題が企業をITシステムの導入に二の足を踏ませている最大の要因といえましょう。

理由2で挙げたシフト調整や顧客データベースの構築についても、見積金額を見て、「時間をかけたらできるものにこれだけの金額をかけるのはなぁ」という返答が返ってくることがあります。

確かに大規模な製造システムや流通システムでない限り、ITシステムでできることは人が時間を投入すれば達成できることがほとんどです。
しかし、その作業時間のコストも馬鹿にならないものです。

例えば先ほどでてきた飲食店のスタッフのシフト調整の作業に毎日2時間かかっているとしましょう。
毎月20日勤務と考えると、月に40時間、年に480時間もシフト調整作業に費やしていることになります。

これを時給1,000円のアルバイトが担当していても48万円のコストがかかっています。

こうした中、ITシステムの導入により、毎日2時間かかっていた作業時間が1時間に削減できるとしたら、それは48万円の半分、24万円の価値は十分にあるといえましょう

コストの話は重要ですので、また稿を改めてお話ししたいと思いますが、このように削減されるコストを計算し、開発費と比較することが大切です

ただ見積の金額だけを見てしり込みしている企業がまだまだ少なくないというのが、ITシステム導入を遅らせている原因といえましょう。

まとめ

今回はITシステム導入を阻害する3つの要因を見てきました。
これらの要因をまとめると、「何を(理由1)」「どこに(理由2)」「どれくらいのコストで(理由3)」が会社の中で明らかになっていない限り、ITシステムの導入は進まないでしょう。

業務のプロセスを見直し、無駄な作業を洗い出し、開発費と削減できるコストを天秤にかけながら、ITシステムの導入を考えていくのが重要なのではないでしょうか。