生産性とは何か?影響しているものは何か?

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生産性とは何か?

一口に生産性といっても、「労働生産性」や「資本生産性」など様々な種類がありますが、一般的に「生産性」と言った場合は産出された成果(アウトプット)をその投入量・投入物(インプット)で除した一番シンプルな形を指します。

これを数式で見ると①のようになります。

生産性(Productivity)= アウトプット(Output)/インプット(Input) ……①

生産性をあげるには分子となっている「アウトプット」をあげるか、分母となっている「インプット」を下げなければなりません。

「アウトプット」「インプット」というかなりフワッとした単語を使っていますが、ここでさらに①の式を分解しながら、詳しく見ていきましょう。

アウトプットとインプットについて

アウトプット

まずはアウトプットについてみていきましょう。アウトプットは量で測る「生産量」や価値で測る「生産額」などがあります。何で計測するかはケースバイケースですが、アウトプットとは何かしら「生産されたもの」と言っていいのかもしれません。

経済学では生産を「生産 = 資本 × 労働」という数式で表したりします。ここで資本というのは、お金も意味していますが、そこから購入できる設備なども含まれています。つまり、何かを生み出すにはヒト・モノ・カネが必要だということになります。

そのため、アウトプットを増加させる場合は、人を増やすか、モノを増やすか、お金をかける必要があるということになります。しかし同時にそれはインプットの増加も意味することになります。

インプット

インプットも量で測ることもあれば、金額で測ることもありますが、より敏感になるのは金額で考えたときでしょう。
金額で考えた場合のインプットこそが費用であり、会社経営にとって頭痛のもとの数値になります。