【表示回数だけが多い】CTRを上げるための改善策3選

2019年2月23日

CTRとは何か?

CTRとは「Click Through Rate」の略で、クリック率を意味します。Webサイトのアクセス解析ではGoogleなどの検索画面にWebサイトが表示され、どのくらいの割合でクリックしてくれるのかを示しています。
今回は表示回数が多いのに、CTRが低いページの改善策をご紹介いたします。

SEOの次はCTRを気にしよう

Webサイトを運営するようになると、必ず「SEO」という言葉を気にするようになります。
SEOとは“Search Engine Optimization”の略で、簡単に言えばGoogle検索で自分のWebサイトが高い順位に表示されるようにすることです。

しかし、いろいろなSEOの施策を採ったのに、なかなかページへのアクセスが増えないということはないでしょうか。

そんな時にはCTRがどうなっているかを見ていきましょう。

GoogleSearchConsoleでCTRの悪いページを確認しよう

CTRとは何か?

CTRとは“Click Through Rate”の略で、クリック率と訳されます。
Webサイトで言えば、Googleなどの検索画面にWebサイトが表示され、どのくらいの割合でクリックしてくれるのかを示しています。

CTRはGoogleSearchConsoleで確認できる

CTRはGoogleSearchConsoleで簡単に確認できます。

GoogleSearchConsoleでCTRを表示させた画面

GoogleSearchConsoleで「検索パフォーマンス」のメニューからデフォルトでCTRが表示されています。

CTRが表示されない場合

GoogleSearchConsoleでは「検索パフォーマンス」のページにCTRが表示されなかった場合、CTRが選択されていない可能性があります。

表示回数と検索順位が高くCTRの低いページを探す

GoogleSearchConsoleの検索パフォーマンスから見るべきなのは、表示回数と検索順位は高いのに、CTRが低いページです。

こうしたページは、せっかく需要があるテーマで、クリックされやすい位置にいるのに、アクセス数の増加に貢献していない残念なページです。

それではこれからはCTRの低いページを改善するための方法を考えていきます。

CTRの改善準備

CTRは検索結果ページが勝負どころ!

タイトルやコンテンツなどが複雑に絡み合うSEOとは異なり、CTRの主戦場はシンプルです。
CTRは「いかにクリックされるか」が問題になるため、検索結果ページを見て対策を講じます。

「クエリ」を見て、実際に検索してみよう

GoogleSearchConsoleでCTRが低いページのイメージ画像

GoogleSearchConsoleに戻り、再度「検索パフォーマンス」からCTRの低いページを見てみましょう。
「ページ」のタブ(上の画像のオレンジ枠部分)が選ばれている場合、表示されるURL(上の画像の青枠部分)をクリックすると、そのページだけの情報が表示されます。

GoogleSearchConsoleでクエリを表示した画面

クエリのタブをクリックすると、そのページが表示された時の検索キーワードが表示されます。

ここに表示されるキーワードを使って、実際に検索してみましょう。
検索してみたときに表示されるページのタイトルや紹介文はクリックしたくなるものでしょうか。
CTRの低いページはこのタイトルや紹介分が検索したユーザーにとって魅力的でないことが問題になっています。

この点を改善していきましょう。

改善点1:検索したユーザーのペルソナを考える

CTRを改善していく際には、まずページを検索しているユーザーのペルソナを考えていきましょう。

ペルソナとは?

ペルソナとは「象徴となる顧客像」のことです。
詳しくは以下のページをご覧ください。

例えば「簿記 難易度」「簿記 勉強法」などでページを表示させているユーザーが多ければ、ペルソナは日商簿記の受験生になります。
さらに大学生なのか、社会人なのか、男性なのか女性なのか……という情報を固めていき、次からの施策に役立てていきましょう。

改善点2:タイトルを再考する

Googleの検索結果画面

Googleの検索結果ページに表示されるタイトルは約30文字です。ユーザーの目を一番ひきつけている部分であり、クリックしたくなるキーワードにする必要がある部分です。

最近では広告のコピーのように【初心者必見】【3分でわかる】というキーワードを盛り込んでいるタイトルになっていることも少なくありません。

SEO的に長いタイトルを良しとする方もいますが、長すぎるとタイトルが途中で切れてしまって、CTRを下げてしまう可能性もあります。

改善点3:スニペットを考える

スニペットとはタイトルに表示されるページ概要のことで、通常ページのmetaタグのdiscription属性に設定されているページ概要が表示されています。

タイトルより小さな文字サイズで表示されますが、100文字程度表示されるため、具体的な情報を記述することができます。

注意:CTRはSEOと相談しながら進めることが肝心

以上見てきたように、CTRの改善はタイトルやページ概要で改善されます。

一方、SEOもタイトルやページ概要が重要な要素になっています。

タイトルやページ概要を変更したことで検索結果の順位が低くなってしまっては元も子もありません。

一度の対策で終わりにするのではなく、定期的にCTRとSEOの状況を見比べ、最適な状況にしていくことが肝心です。