アドベンチャーゲームを作るなら、RPGツクール?それともティラノビルダー?

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アドベンチャーゲームを作るのに適したツールは何だ?

アドベンチャーゲームを作りたいなと考えています。
アドベンチャーゲームとは、テキストまたはグラフィックス(あるいはその両方)によって現在プレイヤーの置かれている状況が提示され、それに対しプレイヤーが行動を入力すると行動の結果が提示されるので、さらにその状況に対する行動を入力……という操作を繰り返して進めていく、コンピュータとプレイヤーとの対話形式で構成されるゲームです(Wikiより)。
代表的なアドベンチャーゲームと言えば、最近リメイクされた「ファミコン探偵?楽部」やカプコンの「逆転裁判」、チュンソフトの「かまいたちの夜」などが挙げられます。
今回は同人ゲームとして「逆転裁判」と「かまいたちの夜」を混ぜたようなものを作りたいなと思っています。

最近ではこうしたゲームを作るツールはいくつかあるのですが、今回は「RPGツクール」と「ティラノビルダー」にしぼりました。
今回は「アドベンチャーゲームを作るなら?」という観点で、RPGツクールとティラノビルダーを比べてみました。

RPGツクールの長所

RPGツクールはRPGの開発ツールではあるものの、アドベンチャーゲームを作成するツールとしても優秀です。
RPGツクールはアドベンチャーゲームに必要なコマンドの表示や、それによる条件分岐も簡単に行えます。

ティラノビルダーと比較した時のRPGツクールのメリットは以下の通りです。

  • 複雑なイベントが作成できる
  • コモンイベントの存在

RPGツクールはRPGの複雑なイベントを作るようにできています。
また、ある特定のイベントを繰り返し使いたい時に、それを「コモンイベント」として保存し、適宜呼び出すことができます。
これは逆転裁判のように同じようなイベントが発生するようなゲームでは、ゲームの開発効率に天地の差がでてきます。

ティラノビルダーの長所

ティラノビルダーはノベルゲームの開発ツールです。
無料版でも十分な性能があるため、人気を博しており、ティラノビルダーで作ったゲームを公開できる「ノベルゲームコレクション」には様々なゲームがアップされています。
中には人気Youtuberが実況するようなゲームもあります。

RPGツクールと比較した時のティラノビルダーのメリットは以下の通りです。

  • クリッカブルマップが使える
  • TIP機能がある

クリッカブルマップとは、Webサイトで使われる用語で、画像の全体がリンクになっているのではなく、画像の部分部分がクリックできるようにしたものです。
ティラノビルダーでは、例えば電話番号のボタンを押せるようになる、背景の怪しい部分を調べてみるというようなアクションが実現できます。

またTIP機能もティラノビルダーでアドベンチャーゲームを作るときの魅力です。
TIPとは、チュンソフトの「街」や「428」などで実装されていた機能で、テキストをクリックすればその注釈が表示される機能です。
このTIP機能で表示されるテキストはゲームの本筋には関係ありませんが、キャラクターの裏話や「フフッ」と笑えるメッセージが残されており、よりゲームの世界観に入り込めるようになります。

最終的に選んだのは……?

RPGツクールとティラノビルダーはアドベンチャーゲームを作るという点では似たような機能を多く持っています。
その中で違いを見つけるとしたら、これまで紹介した点に求められます。
RPGツクールは複雑なイベントが作成でき、ティラノビルダーはゲームを面白くする機能がRPGツクールよりも用意されている印象を受けます。
これらの内容も両者ともに豊富なプラグインが用意されているので、結局大きな違いはできないのかもしれません。
そうした中で、今回ゲーム開発に選んだのは「RPGツクール」でした。

決め手になったのはRPGツクールの長所にも挙げた「コモンイベント」の存在です。
今回作りたいゲームは「逆転裁判」のようなゲームなので、繰り返しの処理や共通したイベントなどが多くなることが想定されます。
そのため、複雑なイベントが作りやすく、コモンイベントもあるRPGツクールで作ることにしました。

今回RPGツクールを選んだからと言って、ティラノビルダーがツールとして劣っているというわけではありません。
あくまで作りたいゲームに適したものがRPGツクールだったというだけです。
それこそ、「かまいたちの夜」や「弟切草」のようなノベルゲームであれば、ティラノビルダーのほうが楽しそうなゲームが作れそうですが、それはまた別の機会に。

補足:RPGツクールMZとRPGツクールMVのどちらを選ぶか?

RPGツクールを選んだ場合、問題が1つあります。それは最新の「RPGツクールMZ」を使うか、一世代前の「RPGツクールMV」を使うかという点です。
一見して、バージョンが新しいのであれば「RPGツクールMZ」を使う方がよさそうなものです。
しかし、やや古い「RPGツクールMV」のほうが有志の方が開発した便利なプラグインが多くあります。
「RPGツクールMV」用に開発されたプラグインの一部は「RPGツクールMZ」でも使えるのですが、使えないものがほとんどです。
まだまだ「RPGツクールMZ」のプラグインは少ないため、楽しい機能を多く付け加えたい場合は、RPGツクールMVを使うという選択肢もあります。
そして、今回はどうしてもRPGツクールMV用のプラグインで実現したい機能があったため、RPGツクールMVで開発することにしました。

このような形で、今後もゲームの開発日誌を掲載していきますので、応援していただければ幸いです!