ZOZOTOWNを運営する進化系のホワイト企業・スタートトゥデイの社内モチベーションアップ施策とは

2018年9月15日

日本中が注目する、スタートトゥデイのモチベーション施策

アパレル不況が叫ばれている中、急成長を続けるのがZOZOTOWN。ファッションECサイトとして王道のサービスを展開しながらも、「ツケ払い」「買い替え割」などユニークな新サービスを導入することで、アパレル店舗離れをした消費者の心をぐっと掴み利用者が急増中です。

このZOZOTOWNを運営するのがスタートトゥデイ。

今最も勢いのある企業と言っても過言ではないスタートトゥデイの成長の原動力ともなった、社内モチベーション施策を掘り下げてみたいと思います。

ZOZOTOWN独自の新しい働き方

6時間動労制「ろくじろう」

2012年の5月から導入しているのが、9時から15時まで働く(昼休みは取らずに)という6時間勤務制。日本の労働基準法で定められている1日8時間勤務という常識を疑い、「本当に人間が集中できる時間で働く」「労働以外に遊びの時間を作る」ことで仕事のパフォーマンス向上を実現しています。

基本給、ボーナスは全員同額

スタートトゥデイでは、基本給は全員同額で役職に応じて役職給がつくという給与体系を採用しています。さらに、ボーナスも勤続年数や職務、成果などに関係なく、全員均等に同額が支給されています。

人事考査がなく、給料やボーナスは「全員の努力で得た成果を全員で分かち合う副産物」であるという考え方に基づいたもの。

フェアな環境で働くことができるので、社内政治などの余計なことに気持ちが行かず、仕事のパフォーマンスの向上だけに集中することができるんです。

前澤友作社長が提唱するスタートトゥデイの新しい働き方の狙いとは

スタートトゥデイの企業理念は「世界中をカッコよく、世界中に笑顔を。」、そして経営理念は「いい人をつくる」です。

この根底にあるのが、代表である前澤友作社長の「好きなことをして、楽しく人生を送ってほしい」という基本的な想いです。

日本人的な思考として、「仕事は大変なもの」とか「お給料は仕事で経験した苦労や我慢としての対価」という苦労は美徳とするものがありますが、スタートトゥデイは徹底してその常識を疑い、破壊していくところに最大の特徴があります。

限られた時間を有効活用し、仕事やプライベート、もっと言うと人生をより楽しむことで、インプットとアウトプットの好循環が生まれ社員のモチベーションも上がり、結果として個々のパフォーマンスや会社の業績向上へと繋がるということを、スタートトゥデイは証明しているのです。

仕事と会社をもっと楽しむ施策

フェアでフラットな職場環境で社員のモチベーションを上げることに成功しているスタートトゥデイですが、新しい取り組みは前述のものだけではありません。
「EFM(Employee Friendship Management)」と呼ばれる社員同士のコミュニケーション活性化施策も社員のモチベーションアップに貢献しています。このEFMは「社員が親友のように」をテーマとしています。

6時間労働を推奨しているとは言っても、社員の生活や人生の中で「仕事」が占める割合は時間的にも心理的にも大きなもの。会社は家族のようなものと言われますが、スタートトゥデイではここでもフェアでフラットなポリシーを貫き「社員が親友のように」をテーマに、毎月ランダムに選ばれた約20組のペアが、お互いの好きなものをリサーチしてプレゼント交換するという「FRIENDSHIP DAY」の開催や、社員情報が詰まった社内アプリ「ST FACE」の展開、そして社内部活動の推奨などをして社員同士のコミュニケーションの活性化を図り社員のモチベーションアップに繋げています。

まとめ

「時短で働きたい」「フェアでフラットな組織で働きたい」「友達と一緒に働きたい」など、人々が憧れながらも無理だろうと諦めている理想の会社像をことごとく実現して成果を収めているスタートトゥデイ。理想の働き方や会社のあり方に不可能はないのだとチャレンジしていく姿勢が社員のモチベーションアップに繋がっているのだと思います。

参考

※本記事の内容は2017年10月8日現在に株式会社スタートトゥデイのWebサイトで公開されている会社情報をもとに執筆しております。