社名に偽りなし!面白法人カヤックのユニークな社内モチベーションアップ施策

2018年9月15日

名実ともに「面白法人」

面白法人カヤックのキャッチ画像

面白法人カヤックとは古都鎌倉に本社を置くWeb制作会社です。Web制作に限らず、ゲームや広告など、とにかく面白くて話題になるサービスを続々と打ち出しているクリエイティブ集団です。

そんな面白法人カヤックは会社運営も独自の面白く、Web上でバズる路線で行っているのが特徴。サイコロを振って出た目で給料を決めるという評価制度が一時期話題になりましたが、それ以外にもユニークな取り組みがあります。

今回は面白法人カヤックのユニークな社内制度をご紹介していきます。

サイコロ給

まずは先ほどご紹介したサイコロ給をもう少し掘り下げてみたいと思います。実は、カヤックでは社員は毎月サイコロを振って給料を決めているのです。

より正確に言うと、毎月「基本給×(サイコロの出目)%」がプラスアルファとして支給されるというもの。たとえば基本給が30万円の人がサイコロを振って6を出したら、30万×6%の1万8千円がプラスアルファとして支給されるという仕組みです。

決して給料が減ることはないということと、サイコロといういわば運のようなものでプラスアルファの給料が決まるということは、実はカヤックの社風にも繋がっています。

それは「人の評価というのは曖昧なもの。それに振り回されずに楽しく働いて欲しい」という会社の思いが詰まったのが、このサイコロ給という給与システムなのです。

漫画名刺

カヤックの創業者3人は漫画で育ったこともあり、カヤックのルーツは漫画だということを公言しています。そのため、カヤックの会社案内や作品などには漫画のテイストが多用されているのですが、実は社員一人ひとりが持つ名刺も漫画風なんです。

そしてカヤックでは、1年に数人、憧れの漫画家さんにお願いをして社員の似顔絵を描いてもらう予算を確保しています。自分の憧れの漫画家さんが、自分の名刺用に自分の似顔絵を描いてくれる。これは金銭的な報酬に代えがたいプレゼントです。

漫画名刺は、漫画好きにはたまらない社内モチベーションアップ施策だと言えます。

旅するかばん持ち

仕事を学ぶには社長の側でかばん持ちをするのが一番の近道という話があります。実際、社長のかばん持ちというのは大学生にとって人気のインターンだったりしますが、社会人になってからは社長秘書などごく一部の職種の人にしか開放されていません。

そこで、カヤックでは社長の出張や採用活動などに若手社員が一緒についていき、社長の一挙手一投足から社長の考えや仕事術を吸収したり自分の企画をプレゼンしたりできるという、次世代育成プログラムを実施しています。

カヤックのように社長が会社のアイコンとなっているような会社では、社長のかばん持ちは若手社員にとって願ってもない大きなチャンスとなります。

ただし、「かばん持ち」という名前は制度をわかりやすく表現するだけのものであり、実際には社長のかばんは社長自身が持つとのことです。

公開のフィードバック

カヤックでは社員全員で、ある一人のキャリアについて幅広くディスカッションしたり、半年に1度一緒に働いている社員から自分の活動についてフィードバックをもらえる(フィードバックは全社員に公開される)という、非常にオープンな評価制度が実施されています。

誰しもが働いていると自分の評価は気になるし、今後のキャリアも気になるもの。
カヤックでは360度フルオープンなフィードバックを実施することで、社員一人ひとりの成長やキャリアを「会社全体の関心ごと」に昇華させているので、社員一人ひとりが会社から期待されていると感じながら成長できているのです。

つくってみたラボ

カヤックでは、社員が仕事やプライベートで作った実験的な作品を公開しています。毎月、「つくっていいとも」という社内イベントが催され、ここでは誰もが作った作品を発表できる機会が設けられます。

カヤックのようなクリエイターが多く集まる会社では、作品をお披露目する場がある、また作品に対するフィードバックを得られる場があるというのは仕事を進める上で大きなモチベーションに繋がるのです。

まとめ

今回は面白法人カヤックの社内制度を見てきました。

面白法人カヤックは、作品だけではなく社内モチベーションアップ施策までもが徹底してクリエイティブであるからこそ、常に話題の最先端にいる会社でいられるのだと言えましょう。

参考

※本記事の内容は2017年12月10日現在に株式会社カヤックのWebサイトで公開されている会社情報をもとに執筆しております。