結局コロナ禍に対して何もできませんでした ‐反省と回顧‐

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全面解除を受けてコロナとの約4ヶ月を振り返り

2020年5月25日、新型コロナウィルスの蔓延により4月7日に発出された緊急事態宣言が解除され、ようやく日常への回帰が始まろうとしています。
まだまだしばらくは営業の自粛を求められる業種が多く、悪戦苦闘されている方も多い状態ですが、少し光明が見えたという状態でしょうか。

SSAITSはWebサイトこそ2018年からあったのですが、税務署に開業届を出し、本格的に活動していこうとしたのは、ちょうどコロナの問題が本格化し始めた2020年3月からでした。
「IT技術で社会の問題を解決したい」という理念のもとSSAITSという活動をスタートさせたので、「このコロナ禍でも何かできるはずだ!」と息巻いていたのですが、正直なところこのコロナ禍対してあまりにも無力でした。

緊急事態宣言全面解除を受け、ここで反省と回顧という名の言い訳を少ししていきたいと思います。

誰もが被害者であった新型コロナウイルスの問題

この新型コロナウイルスに対し、なぜ何もできなかったかと言えば、一番の問題はコロナ禍のもとでは誰もが被害者であったということです。
私は子供のころの1995年に阪神淡路大震災に被災しましたが、非難のために訪れた関西以外の地域の被害が思いのほか小さく、そこまで変わりのない日常を送っていることに驚きました。
同様に、東日本大震災の際には大阪にいたため、今いる大阪とテレビでみる福島の状況のギャップに驚愕しました。
このように、自然災害の場合は、被害を受けた被災者とそうでない人が明確に線引きされることが多く、「助ける人」「助けられる人」という構図ができます。

しかし、今回のコロナ禍では「新型コロナが流行っているらしいけど自分は大丈夫」という立ち位置に誰もおらず、私も人を助けられる状態にありませんでした。
「困っている人の力になりたいけど、いつ私もコロナになるかわからない」という状態で、私は思い切った活動に踏み切れませんでした。

Withコロナのためには時間とお金が必要

このコロナ禍の中で生まれたワードの中に「Withコロナ」というものがあります。
「Withコロナ」とは、直訳すれば「コロナといる」ということになるでしょうか。新型コロナウイルスがこの先しばらく落ち着いたとしても、また再び蔓延する可能性は高く、新型コロナウイルスの発生ありきでものごとを考えていかなければならないということです。
実際に、コロナと付き合う新たな経済活動の在り方として、飲食店では密になる店内飲食が避けられ、持ち帰りが主流になり、Uber Eatsを使った宅配も急速に増えていきました。

ここで問題なのが、「Withコロナ」を想定した業務形態に適応していくには、抜本的な業務の改革が必要になることが多く、それなりのお金と時間が必要であるということです。
私もはじめは「IT技術をボランティアで提供していけばいいんじゃないか?」と考えていた時期もあったのですが、周囲の話を聞いていく中で「少し手伝ったぐらいではなんともならないな」という考えにいたりました。

例えばこれまでオンライン上の集客に力を入れてこなかった飲食店が、お持ち帰りのお客さんを増やすために、Webサイトを作ろうとしていたとします。
百歩譲って簡単なWebサイトを作るのは無償でできるかもしれませんが、「日々のメニューにあわせて更新するにはどうすればいいのか」「誰が更新するんだ」「わからないことがあったら誰にきくんだ」ということまで考えていくと、そこまでボランティアで対応していくのは難しいです。

「おなかをすかせた人を助けたければ、魚を与えるのではなく、魚の釣り方を教えよ」とはよくいいますが、誰もがおなかをすかせているコロナ禍の中で、そこまで支援する体力はないのではないでしょうか?
少なくとも、創業したてのSSAITSは無理でした。

情報が錯綜しすぎていて手が出せない

技術支援が無理ならばと、助成金情報などをブログでまとめていこうとも考えたのですが、新型コロナに対する国の対応も刻一刻と変化していき、その情報をキャッチアップしつづけていくだけでも精一杯だったのですが、さらにはフェイクニュースに近い情報も蔓延し、何が正しい情報なのかを整理するものむずかしい状態でした。
こうした状況の中では、下手にブログで聞きかじった知識を発信すると、余計混乱のもとになり、かえって問題を大きくするのではないかと感じ、結局は情報の発信も差し控えることにしました。
今回のコロナ禍のような国規模・世界規模の問題に対しては、政府系・公共機関系の情報源のみが頼りだと感じました。
私の周りでも、新型コロナの情報をまとめるWebサイトを立ち上げた人もいますが、私がみても「これって正しいの?」という情報が少なからずあり、かえってユーザーが正しい情報にいきつくためのノイズになってしまうのではないかと懸念しました。

今自分にできるコロナ対策は、しっかりと経済活動すること

まだまだ書き足りないところもありますが、以上のような理由で「コロナ禍の中で自分に何かできることがあるはずだ!」と考えていた私は、結局何もできずじまいに終わりました。
まだまだSSAITSという組織で満足に口に糊することもできないのに、お前に何ができるんだと新型コロナウイルスに言われた気分でもあります。
人を助けるにはまず自分が強くならなければなりません。こうした基本に立ち返り、これからの業務にいそしみたいと考えるとともに、今回感じた無力を忘れないでいこうと思います。

こんな今の私でも何かできることがあるとすれば、これからはじまるだろう企業・事業者に対する支援金を上手く活用し、経済効果を高めていくことではないかと考えます。
5月25日の安倍総理の会見の中でも「空前絶後の支援」という言葉が使われていましたが、これから企業・事業主に対する支援がはじまっていきます。
経済には乗数効果というものがあるので、支援を受けることは自分の組織を守るだけでなく、その支援金を使って発注をかけたまた別の組織の状況改善にもつながります。

例えば、いまSSAITSは練馬に事務所を構えていますが、支援を受けたお金でSSAITSから練馬の企業やお店、事務所に何かを依頼すれば、依頼を受けた組織の売上も上がることになります。
そしてその売上でまた別の組織に何かを依頼すれば、どんどん経済は活性化していきます。

残念ながら今の私にはこの程度のことでしか周囲のお役に立てないのかもしれません。
上述の通り、SSAITSは2020年3月に開業届を出した組織です。組織といっても、まだ代表一人の状態ですが、今回のくやしさ・無力感をばねにし、IT技術を駆使して、よりよい社会の先達となれるような存在になっていきたいと思いますので、今後ともご指導ご鞭撻のほど、どうぞよろしくお願いいたします。